『よしふみ君NEWS』は、参議院議員 松村よしふみ事務所公式サイトの活動報告やムービー、後援会のSNSなど、複数チャネルで発信されている情報を一つに集約して閲覧できるようにしたアプリです。
また、新着情報をプッシュ通知でユーザへお届けしており、App Storeではあまり見られない、国会議員の日々の活動や取り組みが身近に感じられるアプリになっています。『よしふみ君』というキャラクターも、なんだか和みますよね。
iOS 10以降のiPhone、iPod touchに対応。無料です。
以下は、ちょっとした技術のお話です。
リニューアルと言ってますが、3年ほど前にTitaniumというJavaScriptベースのフレームワークで開発していた1.xバージョンのものを、今回Swiftへ移植…というか全面的に作り直しました。
TitaniumはReact NativeやFlutterと同じくマルチプラットフォーム向け開発フレームワークですが、そのような開発案件に携る機会がないことと、マルチプラットフォームをうたう幾つかのフレームワークを利用したときに開発体験が向上しなかったことから、Swiftへの移行を決めました。結果的にこの選択は正解だったと思います。
アプリの中身の話としては、1.xバージョンと異なり、過去記事をずっと遡って見られるようにしました。一覧画面のスクロール時のパフォーマンスは心配でしたが、プリフェッチや画像の非同期読み込みによって、悪くない使用感になったと思います。
また、新着記事をカテゴリ分けせずにまとめて見られるようにしたり、ここ数年のiPhoneの大画面化傾向を考慮してメニューを下部に配置したり、といった工夫をしています。
サーバサイドにはNode.js + Expressを採用し、REST APIバックエンドを構築。Mongooseを介してMongo DBとのデータのやりとりをしています。技術的には1.xバージョンのときと同じ構成ですが、DBとURIの設計を見直したので、こちらも全面リニューアルとなりました。
環境面ではFirebaseやHeroku、あるいは、AWSの使用も検討しましたが、1.xバージョンからVPS上で運用していて特に困ることもなかったので、こちらは変更せず継続することにしました。
アプリ全体としては、1.xバージョンと比べて飛躍的に使いやすくなりました。アプリ側とサーバ側、どちらも長らく気になっていた部分を改善できたので、とても満足しています。
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